後立山南部(長野) 爺ヶ岳(2669.9m) 2019年9月8日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 1:47 柏原新道登山口−−4:19 種池山荘−−5:12 爺ヶ岳中峰 7:22−7:35 爺ヶ岳南峰 7:37−−7:56 種池山荘−−9:08 柏原新道登山口

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2019年9月8日 日帰り
天候快晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口前に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望晴れれば大展望
GPSトラックログ
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コメント常念岳に続き連日登山だが、バテバテになることなく登ることができた。昨日より東の雲海が高く奥日光は見えなかったが、新潟中越地方の山々は見ることができたので空気の透明度は良好だった。今日は鹿島槍方面からやってくる登山者が多い珍しいパターンだった




柏原新道登山口前駐車場 種池山荘
爺ヶ岳南峰へ登る。僅かに空が白んできた 爺ヶ岳中峰で日の出を迎える
気温は約+8℃ 爺ヶ岳南峰でも日の出を迎える登山者あり
爺ヶ岳中峰から見た北〜東〜南の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た富士山、南アルプス、中央アルプス(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た奥秩父、八ヶ岳、富士山(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た中央アルプス、常念山脈、穂高、槍ヶ岳(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た穂高連峰、槍ヶ岳
爺ヶ岳中峰から見た蓮華岳〜針ノ木岳〜立山(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た剱岳〜北方稜線〜鹿島槍ヶ岳(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た頚城山脈、北信の山々
爺ヶ岳中峰から見た中越の山々
爺ヶ岳中峰から見た冷池山荘 爺ヶ岳中峰から見た冷池山荘テント場
爺ヶ岳中峰山頂 爺ヶ岳南峰へ向かう
トウヤクリンドウ 紅葉はウラシマツツジ
爺ヶ岳中峰を振り返る 爺ヶ岳南峰山頂
爺ヶ岳南峰から見た南〜西〜北の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳南峰から下山開始 爺ヶ岳南峰から見た扇沢駅
お花畑も秋の色 ヤマハハコ
オヤマリンドウ ミヤマリンドウ。数は少ない
種池山荘 種池山荘から扇沢へ下山開始
僅かに残ったハクサンフウロ ガレ沢
ミヤマアキノキリンソウも終盤 僅かに残ったオトギリソウ
アザミ沢 針ノ木雪渓はほぼ消えた
オオカニコウモリ キオンもおしまい
登山口到着 対岸の駐車場も満車らしい
扇沢に下って水浴び 登山口前駐車場


・常念岳から下山後、下界で買い物を済ませて爺ヶ岳登山口の柏原新道へ。体力的な理由で普通なら2日連続で北アルプス日帰りなどやらないが、明日もそれなりの好天が期待できること、中4日の休みで休養十分で、2日連続でも爺ヶ岳程度なら行けそうだと判断した。

・登山口より手前のスノーシェッド間の駐車場にもたくさん駐車してあったが、登山口目の前の駐車場には2台分の空きがあった。金曜日に入山した人か、今日日帰りした人だろう。

・夕方は曇っていたが夜中には満天の星空。気温は+15℃程度と昨日に引き続いて高め。最初から扇と濡れタオルで発汗対策。標高2000mを越えてもまだ+10℃を越えていたが、水平道まで至ると+10℃程度まで下がり、快適に歩けるようになった。

・心配の体力は、出だしで少し足が重いと感じたが、体が温まるとほとんど気にならなくなった。北アルプスの2日連続登山でも意外といけるもんだ。2日間の標高差の合計は約3000mある計算。

・当然ながら夜中に他の登山者は見えず、前も後もライトの光は無い。この時期は日の出は5時半近く、3時では種池山荘の光も見えない。

・4時半近くに種池山荘に到着。周囲は真っ暗で、小屋前に登山者は皆無。小屋では朝食準備の真っ最中だった。

・小屋東側のもうシーズンが終わったお花畑で2名の登山者が立ち止まっていた。星空か夜景でも見るために小屋から出ているようだった。日の出1時間前だと東の空が僅かに白みだした程度で、頭上はまだ満天の星空。星空は既に冬で、大きなオリオン座が目立つ。

・稜線に出て視界が開けると、爺ヶ岳南峰に登る光が2つと、爺ヶ岳北峰直下に1つ、赤岩尾根分岐付近にも一つ。鹿島槍へ登っている光は見えず。南方向ではほんの少しだけ針ノ木岳の稜線で光が見えたがすぐに真っ暗になり、その後は見えなくなった。餓鬼岳付近には弱々しい光が見えた。劔沢小屋付近の光も見えた。

・稜線上で風の強さが心配であったが、無風ではないがそれほど強くなく、防寒対策で毛糸の帽子、ネックウォーマー、長ズボン、長袖シャツを着用。気温は+8℃程度で、やはり先週より暖かい。

・ハイマツ帯に入り南峰への登りの途中で、雷鳥の声を2回ほど聞いた。今回も雷鳥の姿は見ることはできなかったが、鳴き声だけは聞くことができた。

・徐々に明るくなってくるとほぼ快晴の好天であった。雲海が高く志賀高原の山も見えないほどなので、奥日光も雲海の中。でも南アは昨日に引き続いてすっきりと見えていた。振り返れば立山の稜線にも雲は無し。今週末は2日とも好天に恵まれた。

・往路は南峰はパスして中峰へ。無人かと思ったら先客が2人いた。山頂付近は北西からの風がやや強く寒いため、風が避けられる東側で残りの防寒装備を着用した。

・雲海からの日の出は5時23分。空気の透明度が高く、すっきりした日の出を見ることができた。

・北アの展望は言うことなし。東の雲海は多いが、それでも北東方面は雲が低いようで、守門岳、浅草岳、毛猛山、越後三山が見えていた。兎岳までは見えたが、その南の大水上山等は雲海の中。空気の透明度から見て、雲海が無ければ平ヶ岳や尾瀬、奥日光の山々が見えただろう。

・いつもなら中峰よりも南峰の方が人が多いが、今回は中峰の方が賑わった。種池小屋から往復組よりも、鹿島槍方面からやってくる人の方が多かったと思う。

・今回は天気も展望も良かったので山頂に3時間以上滞在。風が強かったのは日の出の時間帯だけで、その後は穏やかに。

・山頂には次から次へと登山者がやってきたが、その中でも京都からやってきた登山者とは山頂から見える展望等について長時間おしゃべりした。今年は何度も北アにやってきているとのことで、京都からの長旅ご苦労様。今回の帰りは信濃大町から高速バスとのこと。北ルプスのような有名どころでは遠方からの登山者が多い。

・帰りがけに南峰に立ち寄って最後の展望を楽しんで下山。さすがに帰りがけの種池山荘前は賑わっていた。下山時にすれ違う人の姿も多かった。明日くらいまでは好天が期待できるかな。

・今回は右膝の調子を確認するため、いつもは下りで抑えていたのを100%の力で下山。幸いにして違和感は皆無で、日帰りの荷物ならもう膝の心配は皆無と見ていいようだ。復活までに丸1年かかった。

・最後はいつものように登山口横の扇沢に下って水浴び。前回同様に増水したままだが濁りは無かった。

 

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